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HOME > 環境施設整備関連 > シンポジウムパネルディスカッション(喜連川)

シンポジウムパネルディスカッション(喜連川)2/3
 


酒井教授
 具体的な話を伺った後に、私みたいな立場では話しづらいのですが、私自身は地質学の分野でして、岩盤学などに関係する事をやってきました。今日はごみとは少しずれた格好で、ごみとはこういう事情が起きるのではないかという事を、お話させていただきたいと思います。
「ごみ、ごみ」と言いますが、ごみを処理した後の排水や、燃やした時に出る炭酸ガスもごみなんです。固体のものだけごみと扱っている限り、ごみの問題はトータルに解決出来ません。人間が生活していく上で、我々が不要かつ邪魔という物をごみと言うと思いますけれども、燃やす時にも、堆肥を作る時にもガスが発生します。そういうものもごみと扱っていきたい。極端な言い方をしますと、ボカシの容器を洗った時の水もごみ。そこまでトータルに考えないと、我々のごみ問題は、最終的にはどっかに話をおっつけてしまって片付いたような気分になってしまうのではないかと思います。
私達が生きていく上で、それだけでごみを作っています。私ここに来てから2度トイレに行きました。これも私の体から出したごみなんです。これは別のし尿処理といった格好で、それなりの処理をしなければならない。また、私はここに来るのに車で来ました。車で来る事によりガスを出します。これも実はごみを撒き散らしていることなのです。
もっと考えなくてはいけないのは、我々が普段生活していく上でいろんな事でエネルギーを使っています。エネルギーを使うと最終的には熱になります。熱になって地球を暖めているのです。そういう意味のエネルギー消費自体もごみを作っている、という事を考えないといけないんですね。今までに地球はいろいろな経験をしてきました。地球全体が凍りついた時もあり、地球全体の気温が60度近くまで上がったこともあると聞きました。我々はそんな状態では生きてはいられませんけれど、極端な言い方をすれば、そこまで生き抜くんだという事を念頭において、いろんな事をやっていかなければいけないんですね。特にガスにつきましては、炭酸ガスもさる事ながらメタンガスについては特に注意しなければならないんです。実はメタンガスの温室効果は炭酸ガスよりも一桁大きく、メタンが増えるという事は炭酸ガス以上に温室効果が高いのです。しかも厄介なことに炭酸ガスは水に溶けますがメタンはなかなか溶けてくれません。そのあたり踏まえて色々なことを考えなくてはいけません。強調しておきたいのが水も液体も気体もトータルでごみということを忘れないで欲しいということです。そして熱の事も忘れないで下さいということです。差し当たり固体のごみのことを掲げなくてはいけないけど。

中村教授(コーディネイター)
  西澤さんの話の中で、道路や山の中にごみが捨てられているわけですよね。想像で申し訳ありませんが、それは喜連川の町民の方が落としたり町外の方が落としたりする可能があるわけですよね。近年の変化とか対策をお話願いたいのですが。

西澤氏
 先程の話は国道293の話でして、他の市町村の皆さんが通過していくのが多いのでその方ではないかと思います。山林の投棄につきましては、町村境の山に多いんですよね。以前、役場に勤めている時にごみの中を探しましたら名前の札が出てきたことがあり、それを見ると他町の方です。

中村教授(コーディネイター)

 モラルなどで訴えていくしかないですね。ごみ問題は自区内処理という原則がありますが、そこだけでは解決しないという問題があります。天野さんにお聞きしたいのですが、生ごみを土に戻していく事に行政などが指示してくれたという事ですが、今現在、こうした事をこうして欲しい、考えて欲しい、変えて欲しい等があればお話してもらいたいと思います。

天野氏
 私達10年やってきた訳ですが、生ごみをリサイクルしていく運動ですので、もっと大勢の方が参加してくれればもっと効果があると思うのですが、会員の増やし方など苦労しております。10年で167から8名。私達のやっているEMボカシを町民の皆さんに理解してもらえたら、もっと増えるのではないかと思うんです。
EMというのは用途が幅広く、上下水道施設や再利用水の水質浄化衛生管理などを始め、農畜水産などの食糧生産などに活用されているんですね。世界中の政府がEM菌の発見者を呼んでやっている状況です。行政の方は、EMという特定の物で活動していくのには手を貸せないというとおかしいですが、世の中には肥料業者とか色々な職業で生きている方達の妨げになるような宣伝は出来ないということなんです。
私達はお友達を誘っていくという方法で会員を増やしてきましたが、もうこれでいいかなとも思うのですが、もっと奇麗にしたい、リサイクル社会にしたいので宣伝をしたいです。
甲府は、市街地の真中にある10棟位の高層住宅に住んでいる方の活動でした。この人達は土に返す喜びを体験出来ないわけですよね。それなのに一生懸命やっているところに感激しました。
今、町は来年3月に氏家町と合併する訳ですが、その協議事項の中に合併特例債を活用して、生ごみの堆肥化施設を作ろうという事が出ており、経費は4億円と載っていました。氏家町と喜連川町は人口4万人位になると思うんです。塩谷広域行政組合では自分の自治体で生ごみは処理して下さい、リサイクリ出来る物はリサイクルして自分の町で処理して下さいと、ここ2、3年言っています。焼却場もバグフィルターなどを補修修理して今はいい調子で動いてますが、焼却炉が老朽化してどうしようもなかったんだと思うんです。さくら市4万人の生ごみは、朝昼晩毎日出るわけですよね。さくら市として生ごみの堆肥化施設を作る予定がランクとしてBランクに上がっていますが、私はAランクで真っ先にやらなければならない事業だと思っています。町民からは体育館や道路、電柱の地中化など色々上がっていますけど、そういう物より何より、毎日出る生ごみをどう処理するかの方が物凄く大切な問題だと私は思います。

中村教授(コーディネイター)
 滝町長さん、ぜひ前向きにお願いいたします。先程、酒井先生より洗浄すればそれはごみになるという事でした。我々は北九州のエコタウンという所でゼロエミッションと言って、ごみは出さないんだという試みをやっている所を関心を持って見たんですが、ゼロエミッションという考え方については可能なんでしょうか。

酒井教授
 ゼロエミッションは全部使い切ってしまうという事ですが、ただ熱のところまで考えると本当の意味でのゼロエミッションにはならないでしょうね。どんなに頑張っても、最終的には処分しなければならない物が出ます。多分これから後の話になるけど、今すぐに使う事にはならない物、そういう物を5年、10年、50年ときちんとうまく取っておけば、我々の後輩、子孫の力で資源として使えるかもしれないですよね。最終処分ではなく長期の保管場所という発想に変えた方がいいと思います。


主 催

宇都宮大学・矢板市・塩谷町・氏家町・高根沢町・喜連川町
・塩谷広域行政組合 (TEL 0287-48-2760)



 
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