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HOME > 環境施設整備関連 > シンポジウムパネルディスカッション(喜連川)

シンポジウムパネルディスカッション(喜連川)1/3
 

コーディネイター
パネラー
宇都宮大学国際学部 中村祐司 教授
宇都宮大学農学部 酒井豊三郎 教授
宇都宮大学工学部 今泉繁良 教授
喜連川町区町会会長 西澤 守 氏
喜連川町ごみ問題を考える会
前会長
天野順子 氏


中村教授(コーディネイター
 まず始めに、西澤さん・天野さん・酒井先生の順番で、全体で20分程度話をしていだだいて、それを私が受けて今泉先生に入ってもらい、パネラーに質問などをしてその後、会場の皆様に率直な意見や質問などを出していただきたいと思います。後半はそれをベースにやって行きたいと思います。

西澤氏
  私はごみ問題について何も係わっておりませんが、地域代表として意見を話して欲しいという事なので少し話をさせていただきます。喜連川町には小さな親切運動というものがございまして、私はその役員をやっている関係上、道路のごみ拾いを年に4回程実施しています。最近は少しずつ道路が奇麗になってきていますが、それでも空き缶・お弁当の袋などが散乱しています。あと家庭の生ごみや紙おむつが散乱して困っています。個人個人のモラルの低下、自分のところだけが奇麗になれば良いという考えがあるのではないかと思います。
10年程前に役場の保健課にいた時に、生ごみを減らそうという事で職員間で検討して、生ごみのコンポストを薦めました。コンポスト化とは御承知とは思いますが、大きなバケツを逆さにしたもので、その中に生ごみを入れて処理するものです。プロジェクトチームを作りコンポスト作業をしたところ、生ごみが堆肥化されました。町にお願いしまして、1つ8,000円のコンポストの2分の1を町から補助していただき町民にお願いしました。それからは生ごみが減ったかと思います。コンポスト化の仕方でありますが、生ごみにビニールなどを入れないような注意が必要です。この後天野さんから話があるかと思いますが、EM菌を使用すればもっと早くコンポスト化出来るのではないでしょうか。
私は山歩きが好きで良く歩くのですが、山にテレビ・冷蔵庫等が散乱していることがあります。昔は山にごみ捨場というのもがありまして、現在もその風習が残っているのではないかと思われます。町では粗大ごみを収集しているので、山に捨ててもらいたくないと感じます。「捨てる」はごみになってしまいますが、収集して分別すれば資源になりますので、何といってもごみ収集が大切かと思います。私共もそのように取り組んでいきますので皆様の御協力をお願いいたします。

天野氏
 私がパネラーに選ばれたことは『ごみ問題を考える会』の活動を話して欲しいという事だと思いまして、会が出来た経緯・活動を話したいと思います。 
昭和から平成に年号が変わった頃、1990年代の初め頃から環境問題が深刻化してきて、私達女性団体の研修テーマも環境問題が重要課題として取り上げられました。私達は主婦ですから、家にいても直ぐに毎日出来る活動をやってみたいなという事で、生ごみの水切り運動とか、なるべく生ごみを出さない調理の方法とかをやってきました。
平成5年12月から平成8年の3月までの間、10回古紙回収運動をしました。公民館の方に「古新聞・古雑誌・ダンボールを公民館の前に置かせて下さい」と前日の夕方伝えまして、また、役場の環境担当者に古紙回収業者を紹介していただいて回収してもらい、全町一遍には無理なので地域分けをして行いました。
そのような活動をしておりましたが、もっと積極的に生ごみを減らさなければいけないのではないのかと思いました。炊事を担当しておりますので、夏などは生ごみが直ぐに腐敗して汚い水が出ます。そのような物を水切り運動だけでなく他にないだろうかと考えていた矢先、微生物で生ごみが土としてリサイクルしているという事を知りました。リサイクルすれば、焼却しないで済みます。そうすればダイオキシンが減る。何とかしてこの方法を知りたいということで、町の公民館を通して県に情報を求めた結果、甲府市の女性団体がこの活動をしている事が分かりました。
平成6年11月に町の国内研修で視察しました。1日目に静岡県清水市の古紙で専門にトイレットペーパーを作っている製紙工場を見学しました。古紙回収をしていますので関心がありました。そちらでは、リサイクルされたトイレットペーパーを消費者が買ってくれないということを聞きました。2日目は甲府市の女性団体を研修したのですが、団体の女性は市街地の真中の高層住宅に住んでいる人達なので庭や畑を持っていません。使っている容器は小さい物で、生ごみを入れてEMボカシを入れての積み重ねの繰り返しでいっぱいになってその熟成を待つので、容器の中はぐちゃぐちゃになっています。それを洗う外の水道が無いんです。その人達が生ごみを全部土にしてしまう活動を情熱的にやっていました。公園の片隅を借りてEMボカシを作り、各自のベランダに容器を置いて堆肥化をしていたのですが、「その出来た堆肥はどこの土に入れるのでしょうか?」その事を聞きましたら、農協女性部との連携でやっている活動でした。
私達には土があるのに、甲府市の人達に比べれば何てボンヤリしていたんだろうと思いました。そこで、翌月12月、1人2,500円で25名で50,000円で資材を集め、12月8日町体育館で1回目のボカシ作りを行いました。それから今日まで全会員で一月も休む事なく続けています。休む事が出来ない!というのは、毎月3キログラムのボカシを配られなければ生ごみのリサイクルが出来ないからです。畑や庭の作物や花が堆肥を待っています。だから休む事が出来ないんです。でも、この活動が長く続けられた理由は、第一に厄介物であった生ごみがEMボカシにより土その物になってしまう喜びです。第二に出来上がった土で、科学肥料や農薬を使わずに、安心で味の良い野菜や花が採れること、そして家族の健康につながる喜び。EMボカシを使って作った野菜は食べて美味しいし、見た目にもたくましい美しさがあります。第三に、EMでつながる仲間との一体感は手堅いものがあることです。夏場はスイカなどの水分の多い野菜が多い為、ボカシが普段より多くなるので、最低でも450キロは作っていると思います。ボカシを作るのは大変な作業でありますが、それを通して情報交換の場にもなります。そしてもう一つ、これが無かったら出来なかったのは、会員の熱意を役場が理解してくれた事です。生ごみを収集車に出さないとの約束を最大限にご理解してくれたことを感謝しています。
塩谷広域行政組合では生ごみは各市町で処分して下さいと言っています。自分の町で処分できれば焼却施設は必要ないので焼却はないですよね。ですからリサイクルでやるという事だと思います。各市町がやるとなれば、生ごみの量に見合ったプラントを導入する事になると思います。プラントを作るとなれば、私達の税金から用事しなければならないと思います。
生ごみには朝・昼・夜EMボカシを振りかけます。水分を取り除き、新鮮な内に処理しなければならないのですが、1週間経っても10日経っても生ごみは元の姿のままで全く変わりません。腐敗がしないんです。還元の方向になりますから臭いは全然ありません。EM菌は人間や植物等の自然界に対し、有害な作用を及ばさない有効微生物であります。しかし出来た物を土に入れると、数日から2週間位の間にものの見事な真っ黒な土になってしまいます。ふわふわな土です。立派な土から生まれた野菜は見た目にも立派で、測定器にかければ微量栄養素もきちんと含まれているそうです。近頃多くなっているアレルギー疾患は食生活の影響が大きいとの指摘がありますし、生活習慣病は薬では治す事が出来ません。食生活でしか改善できないとも言われています。人間にとって重要な環境・健康・医療・工業・資源エネルギー分野にまで広く利用できるのがEM菌なのです。これからも私達は生活の安心安全のために一生懸命生きて行こうと思っています。

主 催

宇都宮大学・矢板市・塩谷町・氏家町・高根沢町・喜連川町
・塩谷広域行政組合 (TEL 0287-48-2760)



 
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