塩谷広域行政組合 タイトル1塩谷広域行政組合 タイトル2
メニュー
 
シンポジウム

矢板会場

氏家会場


高根沢会場

喜連川会場


塩谷会場
PDF (33kb)PDFダウンロード

 

ホームへ戻る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
HOME > 環境施設整備関連 > シンポジウムパネルディスカッション(塩谷)

シンポジウムパネルディスカッション(塩谷)2/4
 


立岡氏
 私はこのたび、事業者代表として今回のシンポジウムに参加した立岡です。最初の基調講演を聞きまして、私あらためて考え直された事を2、3お伝えしたいと思います。
 「自分に必要でない物はごみであって、別な方向から見ると資源である、すべてが資源である」と基調講演されましたけど、このことが今改めて考えさせられます。
 次に私事で困っている事なんですけど、店の前の自動販売機の隣にカゴがあって、その中にコンビニのお弁当のパックだけならいいんですけど、残飯やドリンクの空ビン、空缶、それから週刊誌などが袋に入ってギッチリ縛って捨ててあるんです。毎朝それをほどいて分別して処理しているんですけど、人のいない夜中に自動販売機を利用した方が置いていってしまうんだろうと思いますが、もう少し良識ある利用をしてもらえないかと思うのです。
 次にリサイクルの事なんですけど、私、酒屋なもんですから、お酒のビンやビールビンは殆んど100%以上回収されているんです。焼酎とかドリンク類のペットボトルに皆さん御承知のとおり横にリサイクルのマークが付いております。でも、そのリサイクルどうやったら良いのかよく分かっていないのではと思います。自分も「リサイクルってどうやったらいいのか」と訊かれると困ってしまうんです。
 その辺の問題をもう一回考え直す必要があるような気がします。特に今は原因者の責任という事なので、メーカーがもう少しリサイクル表示するだけでなく、何か良い方法手段を考えいただければと思います。
 次に毎日感じている事なんですけど、新聞の折込、それから頼みもしないのに送られてくる重いダイレクトメールなど、中を見ないで捨ててしまうんじゃないかなと思うんですよね。そんな事も皆で考えていらない物を送ってこない、いらない物を買わない方法を考えたらいいんじゃないかと思うんです。
 私は以前松島の処理場を見た事があるんですが、職員の方にごみ袋を引き出してごみの中を広げて見せてもらったことがあるんです。その中身なんですけど、表現が難しいんですが、つまらないごみなんです。こんな再資源出来るような物までごみとして出してなんだろうと思いました。例えば、紙などが沢山あるんですね。ですから町民が、松島の方を通るような婦人会の旅行とかバスなどで出かける時に、空ビンがガラガラ流れる現況を見るだけでもごみは減量されてしまうんじゃないかなと思っております。
 また私の事になってしまうんですけど、お店の前にある自動販売機の販売数量の倍くらい空缶が集まってしまうのです。そこに集まってくるアルミ缶をプレスしてお金にするといってはおかしいんですけど、そんな方法を考えています。関係機関とか皆様のご指導をいただいて多少のお金がかかっても近いうちやってみたいと思います。

陣内助教授(コーディネイター)
 松島の処理場なんですが、皆様の出されているごみは松島の処理場で処理されているのですが、皆様の中で処理場を見にいかれた方いらっしゃいますか?何人かいらっしゃいますか?
 この一連のシンポジウムの中で何度も出てきた事なんですけど、これも酒井先生の講演の中に出てきた「邪魔だから出す」というところに通じるんですけど、ごみ問題を私達が意識化出来ない、自分達の問題として感じられない、というのが大きいのかなという事が議論の中に出てきたんですね。私達あまり意識しないんですが、ごみを処理する為に皆さんお金を出していらっしゃる。そのごみを塩谷広域行政組合で運営している中間処理施設で処理しているという事なんです。そういう仕組みが出来上がっているもんですから、出せば処理してくれる、自分達の日常的な問題として感じる事が出来ない、という仕組みになってしまっているんだと思います。それをですね増渕さん立岡さんからお話しいただいたんですが、どういうふうにすれば人ごとではないと感じていただけるのか。人ごとでないと感じていれば、立岡さんのお店の前にある自動販売機の横にごみを置いていくという事がなくなるんではないでしょうか。そういう非常識的な事はしなくなるという事になると思います。

中村教授
 私も一昨年から本格的にごみ問題について勉強を始めています。今回シンポジウムとか、昨年の報告書の為に全国の先進地といわれる所を少し回る機会がありました。例えば、小田原市ではプラスチック類を含めた分別回収を行っていたりですね、沼津方式といったような先進的な手法を取り入れた町を見たりですね。また、北九州など色々見させていただきました。
そこで強調したいキーワードというのが「子供達」ということです。北九州市で環境ミュージアムという建物がございまして、そこでは特に子供達に対して、ごみ問題を楽しみながら興味をもって勉強してもらう事をモットーにしているんですね。
「宇宙の星から来たペルー」という、このような冊子を市が財政的にバックアップし、幼稚園の先生や住民の皆さんが編集委員会等のワーキンググループを組んで手作りで作っているわけですよ。それはグループが今まで取り組んで来たという事などをストーリーにして子どもたちに関心を引かせるように作成したもので、幼稚園児などの小学校入学前の児童を対象にして作ってるんです。それは宇宙からペルーという宇宙人の男の子が地球にやって来るという話なんですね。ペルーの第三惑星は環境が汚れてしまって、遠くから見たら物凄く綺麗な青い地球が映っていた。だから宇宙船に乗ってやって来た。そこで出会った地球の子供達は、自分達の幼稚園にペルーを連れて行ったり、遊ぶところを見せたりするんです。そういう話の中で、自分達は物凄く紙を使っているとか、ポイ捨てしているとかに気づくというストーリーです。そこには、家具がリサイクルされたり、ペットボトルが子供達の黄色い帽子や洋服になっていったりするとか、新聞紙もリサイクルされて新聞紙や雑誌になったりする、そういった身近な例を取り入れて小さな子どもにもごみ問題に興味を持ってもらおうというお話になっているのです。
そこで非常に驚いたのは、小学校低学年向けの本を業者に丸投げといった事でなく、地元の人達が作っているんですね。この本の内容については、ネーミング1つとっても、ゴミニティーなどのようにユニークなものを考えています。例えばここの中にでてくるはっちゃんは、発見が大好きなので、発見の発にかけてはっちゃんとか、冒険とチャレンジが大好きなけんちゃんとか、自然界から生まれた不思議な生き物の地球ジャックとかですね。その3人がこの本では主役になり自分達でごみ問題を考えるものです。
 また、1日当たりどの位の水量という場合に、数字を上げても子供達は分からないわけです。ですから子供達にどういうふうに言うかというと、北九州では牛乳パックで1人当たり250本分も水を使っているんだよというふうな説明をしています。牛乳パックだとぱっときますよね。
 リサイクルについても、子供の時から押し付けることなく、回収するのを見せて分かってもらうという努力がなされていますね。例えばペットボトルはフタを取って軽くすすいで、北九州の場合はさらに潰して出すという事なんです。それから5月30日はごみゼロの日とか、子供エコクラブの中でもキーワードを用いて子供達を引き付け、クラブ作りなどをしているわけですよね。皆様方は、自分の子どもに小学校の上級生などがいるとこういったテキストを読むことは恥ずかしいでしょうけれど、じっくり読むとかなり基本的な情報が出てきて学ぶところが大きいです。
 私は何も北九州と同じような物を作れと言っているわけではないんです。ただこれを見て思ったのですが、その地域の、例えば塩谷広域のこういったテキスト作りに向けて、塩谷広域の人とか塩谷町の人が関わって、地域のユニークな物を話合いながら作っていくという事は、子供達に物凄いインパクトを与えると思うのです。そしてその子供達が大きくなったとき、その事がウエートのような物になって、先程のマナーの悪さとかポイ捨てとかなどの解決策の決め手になるんじゃないのかなという気がするんですね。ですからそういう点からいうと、子供達をキーワードにして学校の先生達だけが環境問題を知らせるんじゃなくて、地域の人達も子供達に教え、そして伝えていこうというやり方を是非とも工夫するべきだと思います。また、金太郎飴のように自治体が全部同じというのでなく、個性があって然るべきだと思います。
 そういうような事を皆さん是非、先程陣内先生のお話にありましたように、私は今日がスタート地点だと思っております。今日で終わりでなくて、これから始まるんだと思っていますので皆様と是非、一緒にやっていけたらなと希望を強く持っています。

陣内助教授(コーディネイター)
 ありがとうございました。環境教育・環境学習などの提案がありましたが、石川県ではもう10年も前に町づくりという観点から小学校・中学校用の本を作っているんです。これは県が始めたもので、県内の各自治体がそれを参考に作っているのですが、徐々に広がりつつあります。時間がかかる事ではあるでしょうけれども、まずは1歩を踏み出すという事が重要かなと思います。それから教材を作る事について中村先生からご指導があったんですが、誰がそれを作るのかということです。正直いって学校の先生は環境問題について教えるのは下手です。むしろ、増渕さん、立岡さんや皆さんのように、日常の生活の中で環境問題に対して意識を持っていらっしゃる方々達が、日常生活の中で「こういう知恵を絞っているんだよ」という観点から子供達の前でお話されるのが説得力がずっとあるんですね。先生が駄目ということでないですよ。先生と皆さんが協力して一緒にやるという事です。
  面白い事例があるんですけど、ご存知の方も多いと思いますが、北陸の福井県では『ゴミレンジャー』というのをやっているんです。子供達の好きなゴレンジャーとかありますよね。ゴミレンジャーを誰がやっているのかというと行政の職員の方達が着ぐるみを着て、幼稚園とか小学校に行ったりしているんです。ごみをどうしていくかを色々と子供達に伝えていく。まさに環境教育といった事ですね。是非とも塩谷広域行政組合の職員の方々で、ゴミレンジャーをやっていただければと思います。

主 催

宇都宮大学・矢板市・塩谷町・氏家町・高根沢町・喜連川町
・塩谷広域行政組合 (TEL 0287-48-2760)



 
Copyright (C) 2003 塩谷広域行政組合 All Rights Reserved.