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黒須課長 ※ コーディネイター・パネラー紹介
陣内助教授(コーディネイター)
今日はですね、塩谷広域圏でこういうシンポジウムをやっておりまして、5月23日から毎週日曜日やっております。今日は最後の会場という事で、塩谷町で開かせていただいているわけですが、ここの会場のすぐ近くには熊の木学校があります。閉校になった小学校で宿泊などをして色々環境の事を学べるようになっていますし、塩谷には名水百選にもなった所があり環境的には塩谷広域という事を考えますと重要なポイントにあるのが塩谷町でないかと思うわけであります。
先程、酒井先生から「ごみはなくならない」という非常に分かりやすく、「ごみ」というものを私たちが考える視点としてお話をいただきました。私が最近感じたことが、先程酒井先生の話の「ごみが邪魔なのか、邪魔でなければごみにならない」という話を聞いて感じた事をお話ししたいのですが。
私は教育学部にいます。教育学部には将来先生になりたいという子が来るわけですよね。宇都宮大学でもここ数年ごみの資源化という事で一生懸命やっているわけです。
私の研究室のすぐ前の廊下にですね、つい最近なんですがダンボールの箱が潰されて置かれていました。月1回資源ごみの収集日が決まっているんです。宇都宮大学では、研究室のすぐ前が決められた場所になっているんですが、そこに資源ごみが出されていました。何でそういう事をやるのか、よく考えているんですけど、要は酒井先生がおっしゃった、学生はですね自分達の使っている研究室にある邪魔な物は、廊下に出しちゃうんですよ。手を離れると自分達の物ではないです。そこで平気になっちゃうんですよね。「誰かが片付けてくれるだろう」って。
なんで学生達がそういう事が平気というと、酒井先生の話を聞きながら色々考えたんですが、要は、学生達は4年とかで大学からいなくなっちゃうんですよ。大学は、職員と教員を合わせて500人位、学生は5,000人位います。5,000人位いる学生達は4年とか6年するといなくなるんですね。「いずれ自分はいなくなるから関係ないや」という感覚が学生にはあります。そうすると酒井先生が最後にまとめてくれた「コミュニティー作り」の物凄く難しい所が大学という所なのかもしれない。だけどみなさんは塩谷町という現実の世界に永く生活していかれるでしょうし、基本的にコミュニティーという点ではどうなのかという事が今日のテーマであります。結局そのことがごみ問題を考えるという事なのかと考えます。
前置きが長くなりましたが、これから4名のパネラーの方々にお話いただきますが、酒井先生の基調講演と関連づけなくても良いですから、それぞれの立場でどういうふうにごみ問題に取り組んでいるのか、どういう問題が塩谷町にあるのかという事を含めてお話いただければと思っています。
それでは住民代表という事で増渕さんからお願いいたします。
増渕氏
私は元ごみ処理検討委員会のプラスチック部会というところに所属しておりました。そこでごみの減量化資源化について学んだこと、感じた事を私なりにお話したいと思います。
私達の生活が日頃便利になり、一方でペットボトルを始めとして大量のプラスチックごみが増えてきていると思います。
各家庭の減量化対策は、ますます重要なものになってくるのではないかと感じております。例えばですね、先程先生がおっしゃったごみになる物は買わないとか、本当に必要な物かどうか考える、過剰包装は断るとか、買い物バックを持参する、使える物は出来るだけ使うようにする、それと資源としてリサイクルするためにキチンと保管する事が大切だという事を再認識しました。私自身生ごみ・紙・プラスチック・ビニールなどの可燃ごみは指定袋に入れて、ビン・缶・ペットボトルは分別して出しております。前にテレビで、更に細かく分別している自治体があるという事を見ました。塩谷町でも今後の課題ではないかなぁと考えております。
委員会の中で事業系のごみを調査した事があるんですけど、その時には殆んどが分別されていないまま出されておりました。私達家庭ではそれなりに分別してごみステーションに出していると思うんで、きちんと分別していただくべきだと思います。事業者の皆様に協力していただければ良いなぁという事を強く感じました。
それと私はマイバックを使用した事がありません。使用しなければならないと思うんですけど忘れてしまい、買い物に行って気づくほうなので徐々に習慣づけていきたいなぁと思っています。
私達の周りにはいつも沢山の情報が流れており、物が溢れている時代だと思うんですよね。忙しい毎日を送る中でごみ問題に無関心な人がいます。年に1度道路のごみ拾いをして分かるように、平気でごみを捨てていく人がいてマナーの悪さに驚いております。それと焼却場の実態とか環境の大切さというのを分かっている人、分かろうとしている人がどの位いるだろうかといつも思っています。
私自身この勉強会に入る前にそんなに関心はなかったのですけど、1人でも多くの方が関心を持ってくれれば良いなと思っております。日頃感じているんですけど、ごみ出しって意外と大変なんですね。ビンを出すにもキャップを取って中の内ブタみたいのをプライヤーで取らないいけないとか、色々大変だと思うんです。ごみ収集にあまり条件を付けられますと、ごみステーションは綺麗になるんですけど、近くの山林とかがごみの山になるという現実があると思うんです。ごみは何でも収集してもらえればと思いますが。
何でも収集しているという自治体があり、最初は物凄いごみの量だったそうですが、後になってくるとごみの量が少しずつ減ってくるということをテレビで見たんですけど。
誰もが関わっているごみ問題をどうしたら関心を持ってもえるのか、また人ごとでないという事を分かってもらえるのかという事を強く感じます。
私達消費者が出来ることは、環境が大切という事は誰でも感じていると思うんですね。環境に配慮した商品を買う目を持って、買い物をするという事がお店の品揃えを変えたりするという事につながっているんじゃないのかな、という事を強く感じております。この問題は、私達住民と事業者、行政とみんなして考えていかなければならない問題だと強く感じました。
陣内助教授(コーディネイター)
ありがとうございました。ここで打合せにはなかったんですけど増渕さんに質問したいんですが、マイバックをどうして使わないんでしょうね。
増渕氏
ごみ処理検討委員会でも、スーパーの袋を小さく折って、「レジ袋何度も使って・・・」何でしたっけそういう標語があったんですけど、バックの中に入れていくという意識がないんだろうと思うんです。買い物に行って買い物をしている方がバックを持っているのを見ると、そうだ!と気が付きます。そこのところの意識がまだ自分には薄いので、実践となるとなかなかできないですね。
陣内助教授(コーディネイター)
今回のシンポジウムのどこかの会場で、今日見えているかどうか分かりませんが、「ごみ出し月1女」といわれている方で、家庭ごみの減量化をしている方がいるんですが、その方はマイバックを当然のように使用していているそうです。その方は神奈川県かどこかから引っ越してこられて、神奈川県ではマイバックを使うのが当たり前で、こちらに来てマイバックを使っていないことがカルチャーショックだったそうです。皆でやれば恐くないという事で、皆がやっていれはうちでもやろうという気になってきます。
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