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立岡氏
先程最後に言いましたけどアルミ缶がもったいないので、あれを何とか利用したいなと思い、いろいろと関係機関に聞いたのですが、やる事は多少お金がかかってもいいんです。飲み残しのアルミ缶に入っているジュースとか、それに集まる蝿や蛾ですね、そういった衛生問題が発生するのが心配で、足踏みというか研究段階なんです。何かいい方法はないのかなと思っています。
陣内助教授(コーディネイター)
皆さんからいいアイデアがあれば、逆に立岡さんにお知えていただければと思いますけど。
増渕さんは斎藤さんのご質問につきまして何かありましたら。
増渕氏
私も分別は大変だなぁと思っていう方なので出したら物は全部もっていただけたら1番ありがたいと思っています。
陣内助教授(コーディネイター)
他にご質問ありませんか
先程の斎藤さんのご質問に関係することなんですが、この小さいごみ袋、何だか分かりますか。武蔵野市役所が出している物ですが、ここに色々書いてあります。『これしか出せないごみ分別』これは武蔵野市の焼却場でごみ燃やしますよね。でも、今日、酒井先生の話にありましたように、必ず焼却灰が出てきます。それを最終処分場に埋め立てるわけです。武蔵野市は東京都内の別の場所に最終処分場があって、そこで埋立てているんですが、これは、最終処分場から割当てられている「武蔵野市民1人が1日に出せるごみの量がこの袋だけです」と配ってるんです。「これしか出せませんよ」と、こういう事も1つのやり方かもしれません。こういう物を突き付けられれば、「あらそうなの」と感じちゃいますよね。これも1つの事例かなと思います。
では残り時間もありませんのでここでまとめの方に入りたいんですけど。
今日は最初に酒井先生から「ごみはなくならない」というお話でしたね。でもきちんと分別再資源化していくということですね。「やらなければ当然いけないよ」というお話がありました。とにかく1歩を踏み出そうよという事で投げ掛けがあったんですが、それを受けて住民代表という事で立岡さんと増渕さん、それから共同研究に関わっています中村先生、酒井先生に、パネラーとしてごみ減量化についてのお話をいただきました。最後にそれぞれ4人の方々からごみの事を考えるキーワードをですね、キーワードが浮かなければ「私はこんな事は絶対にやらないといけないんじゃないの」、もしくは「こういった事は自分は絶対やろうと思う」等、決意表明みたいなものがありましたらお伺いしたいのですが。
立岡氏
今日の話をいろいろと聞きまして分別という事、そして分別したものを再資源に回す、それだけは私なりにやりたいと思います。
増渕氏
私は1人1人が、本当にちょっとした身近な事が出来ればいいなと思っているんですね。私は、生ごみを可燃ごみとして出しているわけですので、生ごみの水切りをもう少し良くするとか、身近かな心配りが必要なのかなという事を感じました。
中村教授
私は、世代間の橋渡しですね。橋渡しが1番のキーワードだと思っています。それを特に強調したいのは、私がこういう問題を塩谷町の子供達に教えられるかというと、私には出来ないんですね。つまり世代間の橋渡しなんですけど、その地域に住んでいる、例えば塩谷町だったら塩谷町の大人達が、ここに住む子供達に教えていかなければならないということなのです。その大人達の知恵を集めて作った物を子供達に伝えていくということ、その事がまた、今日お話にありましたようにポジティブな人間関係とか、新しい社会を作っていくことなんですね。今日私の話に出た「お金の回し」というか、観光とか町の活性化に結びつく物だと思うんですね。ごみ問題とはそういう可能性を秘めた領域だと私は確信を持って言えると思うんです。
酒井教授
全体的な話をさせてもらいましたので、個人的な決意表明というような形で話させていただきます。私はそれなりのポストでそれなりの事をやって来ているもんですから、ある意味、人前でいろいろな事をやるのが格好つかないんです。それではすまないので、人前でちょっとおせっかいをやろうというふうに自分自身に言い聞かせています。
ごみ問題に関しましては、ともかくどこかにごみが捨ててあったら、出来る限り人前で拾って所定の場所まで持っていく、これをやろうと決意してます。
陣内助教授(コーディネイター)
では最後は北島先生に。
北島教授
私は北島家ではごみ奉行なんです。私は宇都宮大学の北島なんですが、このシンポジウムの座長を務めています。決意という事で、先程酒井先生が話の中で「基調講演で共感しあえる北島」と名前が出てビクッとしたんですが、ここにおられる皆さんにお願いがございます。ここの来られている皆様方の中にですね、松島・小入・早乙女地区の方々が、多分・・・今日は来て居られないのかなと思いますが。皆様方ですね、朝起きて「今日も頑張るぞ」そして家族団欒して、夜も晩御飯を食べて明日の為に元気になる、こういうのを普通の生活上では、『正常な生活』というふうに考えていただければいいんですが。実は皆様の正常な生活はですね、ごみの問題にしますとこの3地区の方々のおかげなんですね。あの方々がごみをストップさせた時、生ごみ等の類は山積みになったはずです。私はここに来て窓から景色を見た時「いい町ですね、なんといい山里で」と思いましたが、逆に言いますと「なんとごみを捨てるにはいい町だ」と感じたところでございます。そこら辺いたる所に簡単に投げ捨てられるなと思ったんです。
まぁ、そうは出来ませんから。やはりですね、皆様の日常の生活が正常に出来るのは、松島・小入・早乙女地区の皆さん達のおかげですよね。もう1つは、小野町に最終処分場がございまして、現在裁判係争中ですが、こちらには皆様方の焼却灰をお願いしているわけですから小野町の住民の皆様のおかげでもあります。最終処分場を作りますと、そこの山や谷を掘ります。そうするとやはり皆様方のところに最終処分場を僕は作ってもいいと思います。しかし、小野町の皆様方が「よし」という事で許可を出したわけですよね。もちろん一部では大きな反対運動がありました。従いまして大事なのは、共感し合えるというのは難しいということです。夫婦問題も難しいんですから、ましてやごみ問題になりますとかなり遠くなりますよね。だけどその事を是非に、ごみ問題をきっかけに、ごみを媒介にしてですね、松島・小入・早乙女地区の皆様方をお考えいただいてごみの減量に努めて頂きたい。ここは3地区の集落がありますから逆にやりやすいんだと思うんです。大宮・船生・玉生ですか。ここも人口減ですね、人口減少であるといえばコミュニティーを作っている根本である人がいなくなるわけですから壊れ易いんです。
今日は日曜日ですから、明日、処理場には120tのごみが集まります。そうすると煙が出ます。南無阿弥陀仏と唱えると極楽浄土という言葉がございますが、ごみを減らす事は、松島・小入・早乙女地区の皆様方の少しでもお助けが出来るという事を念じながらですね、ごみの減量化に勤めていただければというのが、私の座長としてのお願いでございます。
陣内助教授(コーディネイター)
最後にコーディネイターとして一言だけ言わせてください。
先程北島先生からありました、松島・小入・早乙女地区の方々に私達が共感できるかということは重要な事だと思いまして、最後にパネラーの皆様方から幾つかキーワードをいただきました。そのためにですね、心配りをする、出来ればお節介おじさん・おばさんになろうかという事もあったりしますよね。それからですね世代間の橋渡しに関しても皆さんに是非とも頑張っていただきたいということでした。今日は一連のシンポジウム最後なんですが、中村先生からご指摘がありましたように、塩谷広域でのごみ問題を考えるスタートポイントであり、今日がスタートの日だと私達は考えています。
今後の事なんですが、出来ればごみ問題に限らず、塩谷広域の地域で循環型社会という物をどうしていくのか。その中には当然ごみ問題も含まれていますが、そういう事をバラバラでなくて、皆さんのようにいろいろな事に関心を持っておられる意識の高い方々や、出来ればここに来ていない関心のない方々、行政、それから事業者の方々や我々みたいに研究をやっている人間、一堂に会して議論をしていく事をこれから続けたいと考えております。ぜひ、皆様方にもそういう所に参加していだだきたいし、周りの方々にですね、今日来ていない方々にも「そういう事があるから参加してくれよ」とお誘いいただき、今日議論された事を伝えていただければなと考えております。
また引き続きごみ問題・環境の事に関して皆様に関心を持ち続けていただけたらなと思います。ありがとうございました。
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