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No.3 2003年 3月号
 

ニュースレター No.3 2003年 3月号

宇都宮大学との共同研究

住民参加の資源化・減量化計画


次期ごみ処理施設が高根沢町に決定

 平成14年12月24日、今日は次期ごみ処理施設の候楠町を決定するための4回目の会議である。この会議の座長である私は、氏家町松島行政区、喜連川町小入行政区及び早乙女行政区の皆さんとの協定書に基づく、「次期ごみ処理施設の候補町は12月31日までに決定する」という「約束」を実行させなければならない立場にある。
 会議において各首長に対し、前回までの議論を踏まえてどこの町が相応しいか意見を求めたところ各首長とも、宇大の研究報告を参考として高根沢町にお願いできないかというものであった。
 今回の立地決定受け入れにあたっては、こんな思いが私の心を支配していた。それは、ごみ処理施設が物理的・心理的に「迷惑施設」であり続けるかぎり、施設の耐用年数が来るたび毎に、迷惑施設の押し付け合いという大人の醜い姿を子供たちの前にさらすことになる。いくらキレイ事を並べても心の底では「絶対に必要なものだけれども、自分のところはダメ。そんな重荷は誰かが背負えばいい。重いものと軽いものがあったら軽いものを率先して持つことが大人の世渡り」という姿である。そんなことを将来繰り返すことが分かりきっているのであれば、今を生きる大人として、私たちの代に私たちの責任で解決しなければならないのではないか。煤塵、臭気、ダイオキシンといった負の部分は、科学技術によって解決されつつある。
 であれば、醜い悲劇の連鎖はここで断ち切ることが子供たちに対する義務なのではないか。幸いなことに、次期候補地選定にあたり宇都宮大学との共同研究結果の報告書の根底にも、同じ考え方が流れていた。そして、その考え方を実現できるのはこの高根沢町と高根沢町民しかないのだとも言っているように思えた。
高根沢町長 高橋 克法



宇都宮大学との共同研究
 昨年12月24日に、塩谷広域圏内の次期ごみ処理施設候補町が高根沢町に決定されました。
 私ども、共同研究プロジェクト・チームでは今後も地域住民との関わりを重要視し、次期候補地選定にあたり客観性を持った資料を提供していきたいと思っています。
北島滋副学長 写真
宇都宮大学
 北島滋副学長
これからの調査・研究
酒井豊三郎教授 写真 地 質
 今後のごみ処理施設には、より高度で厳密な処理が求められるため、構造物(施設)の重量は増加します。重い構造物を長期間安定に保つためには、断層など構造的に不安定な場所はもちろん、軟弱地盤や地盤沈下の恐れがある場所も避ける必要があります。均質で十分な支持力が期待できる地質について調査・研究を実施していきます。
宇都宮大学
 酒井豊三郎教授

イメージ 周辺状況の留意事項
道路事情(搬入路の確保・搬送距離・交通渋滞)
騒音、振動、悪臭対策
ごみ量、ごみ質での状況における対応


地 形  
 ごみ処理施設は、収集・中間処理(再利用を含む)・最終処分という全体的流れを見ながら検討する必要があります。中間処理にも様々な形態・方法がありますので、このような流れを考慮しつつ、環境に優しく地域の活性化に寄与する方法について、工学的観点から検討していきます。
 また、施設の設置に伴う周辺環境への影響に関しては、地盤の強さ、河川・地下水分布、地形起伏、道路網とそこの交通量、土地利用状況と密接に関係しますので、これらのことを考慮して位置選定の研究を実施していきます。
今泉繁良教授 イメージ
宇都宮大学
 今泉繁良教授

今後の展開について
〜期待と課題〜
 昨年末、次期ごみ処理施設の建設地が高根沢町に決定しました。3つの候補町からの絞り込みを終えたわけですが、同時にこれが「新しいスタート」です。新たなスタート点に立ち、また、高根沢町内における建設候補地の検討に当たり、以下の期待と課題があります。
陣内雄次教授 写真
宇都宮大学
 陣内雄次教授

「高根沢町だけの取り組み」とすることなく、塩谷広域圏1市4町という広域的観点から、循環型社会を形成することを究極の目標とすることが望まれます。そのような将来像を基本とする次期ごみ処理施設のあり方を検討することで、塩谷広域圏における環境に関する取り組みがさらに進展することが期待されます。
このため、市民や市民グループ、行政関係者、大学関係者などをメンバーとする検討会 を設置し、中立公平な立場から徹底した議論と情報公開を行うことが必要です。これまでのような中途半端な議論と情報公開を避けることにより、塩谷広域圏の市民一人ひとりがごみ処理を自らの問題として認識し、建設的な検討プロセスが確立されることが期待されます。

中村祐司教授 写真  「ごみ処理施設」と間くと、そのイメージはまだまだ決して良いものではありません。周辺の空気や土壌が汚れる、ごみの臭いに悩まされる、ごみ搬入車が頻繁に行き来するのは嫌だ…。このように「迷惑施設」としての負のイメージがどうしても付きまといます。しかし、本当に「迷惑な」だけの存在なのでしようか。地域コミュニティに生きる私たちにとって有効で活用できる場に私たち自身で転換させることはできないのでしようか。
宇都宮大学
 中村祐司教授
 なせ施設を設置しなければいけないのか、果たして環境との調和をはかることは可能なのか、将来、地域社会を担っていく子供たちに何を教えていけばよいのか…。
 交流や学習を通じて施設やその周辺の場を活用することで私たちは生活の質を高めていくことができるのではないでしようか。こうした課題をぜひ私たちと−諸に考え、そして実行していきませんか。今こそ皆さんからの知恵をいただきたいのです。

住民参加の資源化・減量化計画
中間報告書提出

  現段階では、住民参加型の資源化・減量化を図っていくことが重要課題であるとし、財政負担が少なく直ちに実施できる事業を検討中であること。また、平成15年12月の管理者提言前であっても、行政側では委員会の検討内容を踏まえ実施可能なものから実施していくことを中間提言しました。
   
〜委員長さんから〜
 ごみは人間が生活する限り発生します。自分たちが出したごみは自分たちのところで処理するのが原則だと思います。
 増え続けるごみの資源化・減量化に向けて検討していますが、絶対的なものはありません。一人ひとりのちよっとした心掛け次第で大きな成果がうまれます。
 立派な処理施設も必要とは思いますが、まずは自分たちがすぐにできる簡単なことから始めましよう。
委員長写真

宇都宮大学との「次期ごみ処理施設の立地調査及び新施設の研究中間報告書」は、下記市町・公民館・図書館で閲覧できます。
矢板市環境課・塩谷町住民課・氏家町生活環境室・高根沢町環境課(ホームページにも掲載)・喜連川町住民課・塩谷広域行政組合管理課


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塩谷広域行政組合 管理課 斎藤・阿美・印南・佐藤
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FAX.0287-48-0463


 
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