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現在、2市2町(矢板市・さくら市・塩谷町・高根沢町)の住民のみなさまから排出される可
燃ごみは、昭和53年(1978年)から、さくら市松島のごみ焼却施設において処理しています。
この施設の稼働期限につきましては、ダイオキシン類対策特別措置法等の法規制に伴う施設の改造工事に着手する際、地元3行政区(さくら市松島、小入及び早乙女)のみなさまとの話し合いにより、「施設改造後の稼働期間を平成24年11月30日までとする」という協定を結んでおります。
稼働期間後の次期環境施設建設候補地につきましては、宇都宮大学と共同研究を行い、その報告書等を基に検討した結果、平成14年12月に高根沢町に建設することといたしました。また、平成17年に用地検討委員会を立ち上げ、7候補地区を選定いたしました。
7候補地区については、住民合意形成に向け説明会等を実施しましたが、反対意見等があり、非常に厳しい状況でありました。
その後、まとまった土地及びその土地の取得性を考慮し、中柏崎地区にある町有地も候補地の一つとして、地質、測量調査、生活環境影響調査に着手することとしましたが、この町有地は山林で傾斜があり、平坦地として利用するためには限られた面積となってしまうこと、造成に多額の費用が見込まれることなどの理由により、この候補地に建設することも難しいと判断いたしました。
以上のような状況により、7候補地区及び中柏崎地区町有地の候補地に建設することについては、断念することといたしました。
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塩谷広域行政組合は、平成2年4月「塩谷広域環境衛生センター」を建設し可燃ごみの処理を開始、平成5年11月には「粗大ごみ処理施設」を併設し、粗大ごみ・不燃ごみの処理も開始しました。
しかしながら、以下の理由により新たな環境施設の整備が必要となりました。
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地元3行政区との協定による稼働期限(平成24年11月30日)が迫っていること。 |
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年々増加するごみ搬入量に対応するため、ごみ焼却施設の運転時間を16時間から24時間に変更して処理していますが、処理能力が不足しています。 |
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環境のバランスが崩れつつある今、持続可能な社会としていくためには3R(リデュース、リユース、リサイクル)を進め循環型社会を構築する必要があります。そのために、3Rの啓発や具体的な体験学習を行う環境教育・環境学習の拠点となる新たなごみ処理施設の整備が必要となります。 |
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施設規模 |
敷地面積 |
熱回収施設
(ごみ焼却施設) |
118t/24h
ストーカ方式
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約4ha |
リサイクルセンター |
23t/5t |

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排ガスは、大気汚染防止法、ダイオキシン類対策特別措置法、廃棄物処理法、栃木県環境保全条例が該当します。その他に水質汚濁防止法、騒音規制法、振動規制法、悪臭防止法などがあります。
塩谷広域行政組合で建設予定のごみ焼却施設における公害防止計画規制値は、法規制より更に厳しい規制値の設定を計画しています。 |
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単 位 |
法令基準値 |
計画規制値 |
ばいじん濃度 |
g/m3N |
0.08以下 |
0.01以下 |
硫黄酸化物 |
ppm |
3,027以下 |
30以下 |
塩化水素 |
ppm |
430以下 |
43以下 |
窒素酸化物 |
ppm |
250以下 |
50以下 |
一酸化炭素 |
ppm
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100以下 |
30以下 |
ダイオキシン類 |
ng-TEQ/m3N |
1以下 |
0.01以下 |
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※ダイオキシン類の法令基準値は、平成12年1月15日からの新設の場合の基準値(焼却規模:2t〜4t未満/時)
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現在稼働している施設の排ガス測定値(塩谷広域環境衛生センター) |
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単 位 |
法令基準値 |
測定値 |
1 号炉 |
2 号炉 |
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g/m3N |
0.08以下 |
0.003 |
0.004 |
硫黄酸化物 |
ppm |
3,027以下 |
38 |
33 |
塩化水素 |
ppm |
430以下 |
42 |
110 |
窒素酸化物 |
ppm |
250以下 |
79 |
130 |
一酸化炭素 |
ppm
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100以下 |
6 |
11 |
ダイオキシン類 |
ng-TEQ/m3N |
5以下 |
0.00062 |
0.16 |
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※ダイオキシン類の法令基準値は、平成14年12月1日からの既存炉の場合の基準値(焼却規模:2t〜4t未満/時) |
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※測定試料採取日 |
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平成20年6月12日(木)…ばいじん、塩化水素、一酸化炭素、ダイオキシン類 |
平成20年7月15日(火)…硫黄酸化物、窒素酸化物 |
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